3歳未満のお子さまの大浴場利用を断る旅館は少なくありません。湯に浸かることを目当てに遠くから訪れても、客室の小さなシャワーで済ませることになりかねません。だからこそ、小さなお子さま連れなら客室露天風呂や貸切風呂のある家族向け旅館を選ぶのが確実です。
大浴場の入浴マナーは、正直なところ小さなお子さま連れの家族向けにはできていません。大浴場は男女別なので、異性の親同士が一緒に見守ることができません。赤ちゃんや幼児はそもそも断られることも多いものです。湯はね禁止、声は控えめにといったルールがあるため、小さな子どもはどうしてもほかの利用客の気がかりの種になりがちです。さらに、どちらかの親にタトゥーがあれば、共用施設の利用を一切断られることもあります。
プライベートな温泉は、こうした悩みを一度にすべて解決します。お風呂を予約する(あるいは備え付けのお部屋に泊まる)だけで、家族みんなで一緒に湯に浸かれ、ほかに誰もおらず、お昼寝や夕食の時間に合わせて自分たちでスケジュールを組めます。当サイトの家族向け旅館ガイドのために、あらゆる意味でいちばんゆとりのある宿を厳選しました。
なぜプライベートな温泉が家族連れの答えになるのか
プライベートなお風呂が実際に何を解決してくれるのか、具体的に見ていきましょう。
赤ちゃんも幼児も入浴できます。 ほとんどの大浴場では、3歳未満(宿によっては6歳未満)のお子さまの入浴が禁止されています。貸切風呂や客室露天風呂はプライベートな貸切ですので、旅館の大浴場の方針はそもそも適用されません。ご予約の際に宿へ確認は必要ですが、答えはほぼ必ず「大丈夫です」となります。
入浴マナーに気疲れすることもありません。湯はねしたがる幼児を静かにさせる必要も、お子さまが大きな声で質問したときにほかの入浴客から不安げな視線を向けられることもありません。お風呂はご家族のもの。自分たちのペースで過ごせます。
プライベートな施設では、タトゥーも問題になりません。日本の温泉のタトゥー禁止は、共用空間を守るために存在するものです。貸切風呂のドアを閉めてしまえば、その方針は関係なくなります。これは多くのご家族にとって大切なことです。目に見えるタトゥーのある方だけでなく、フロントでそうしたやり取りをするのを避けたい、という方にとっても。
そして、家族そろって入浴できます。男女別の大浴場では、親一人で連れて行けるのは同性のお子さまだけです。プライベートなお風呂なら、この問題は完全になくなります。お父さんもお母さんも同時に湯に浸かり、お子さまを真ん中に、面倒な段取りは一切不要です。
ヒント
家族向けにプライベートな温泉を調べていくと、二つのタイプに出会います。一つは客室露天風呂で、お部屋に直接備え付けられた露天または半露天のお風呂、いつでも好きな時間に利用できます。もう一つは貸切風呂で、ご家族が時間枠を予約して借りる共用のプライベート風呂、通常45〜60分です。スケジュールが読めないご家族には、客室露天風呂のほうが融通が利きます。貸切風呂はたいてい広めで、ロケーションがより印象的なこともありますので、旅館が用意しているなら予約枠を取る価値があります。
クイック比較
7選| 旅館 | 料金 | 評価 | 予約 |
|---|---|---|---|
| ¥61,600〜1名1泊2名で約¥123,200 | 9.2 口コミ290件 | Booking.comで予約する | |
| ¥9,240〜1名1泊2名で約¥18,480 | 8.0 口コミ340件 | Booking.comで予約する | |
| ¥13,860〜1名1泊2名で約¥27,720 | 8.5 口コミ120件 | Booking.comで予約する | |
| ¥77,000〜1名1泊2名で約¥154,000 | 9.2 口コミ5件 | Trip.comで予約する | |
| ¥61,600〜1名1泊2名で約¥123,200 | 9.2 口コミ198件 | Booking.comで予約する | |
| ¥30,800〜1名1泊2名で約¥61,600 | 8.7 口コミ73件 | Booking.comで予約する | |
| ¥77,000〜1名1泊2名で約¥154,000 | 9.6 口コミ43件 | Booking.comで予約する |

Hanaougi Bettei Iiyama
Takayama

Yubatake Souan
Kusatsu

Nishimuraya Honkan
Kinosaki

Sasara
Gero
表示価格は1名1泊あたりの目安です。当サイト経由のご予約で手数料を受け取る場合があります。
確認済みの家族向け厳選宿
以下の旅館はいずれも、客室露天風呂または予約制の貸切風呂という、確認済みのプライベートな温泉を備えています。エリアとおおよその価格帯も記しました。外部からは確認しきれないのが、プライベートなお風呂でのお子さまの最低年齢、別料金の有無、そして何人までゆったり入れるかという点です。こうした具体的な内容は、ご予約の際に旅館へ直接ご確認ください。 お支払いの前に短いメールや電話で確認しておけば、到着時のがっかりをぐっと減らせます。
高山 飯山 — 高山の古い町並み、山あいのミドルレンジ
ひと目で分かる
江戸時代の商家の町並みがそのまま残る高山は、日本でもとりわけ往時の姿をとどめた歴史地区の一つで、飯山はその中に佇んでいます。温泉がなくても訪れる理由になるほどの立地に建つ、ミドルレンジの旅館です。ここのプライベートなお風呂は、歴史地区ではめったにないものをご家族に与えてくれます。古き日本そのままの空間を離れることなく、天然温泉に浸かれるのです。
ご家族にとっては立地も実用的です。三町筋の古い町並みは歩きやすく平坦で、山の中の旅館にはなかなかないベビーカーにやさしい環境です。朝市はすぐ近くで毎日開かれており、お子さまは再現された市場ではなく、夜明けに実際に売られている産物を見ることができます。旅館の家族向けの設えもしっかりしています。お子さま向けの具体的なアメニティや浴槽の定員は、ご予約の際にご確認ください。
日光 大滝 — 滝と杉木立、オフシーズンの掘り出し物
ひと目で分かる
日光は東照宮の社殿群があまりに有名なため、旅行者は時に、その周囲に広がる谷あいを見落としてしまいます。川、滝、そして社殿とともにユネスコが守ってきた杉木立。日光 大滝は、そうした静かな景観のすぐそばにご家族を導いてくれます。プライベートな温泉は、価格から想像するよりも、ずっと本当の意味で人里離れた趣を感じさせてくれるでしょう。
大滝周辺は、ゆっくりと過ごす価値があります。とりわけ秋、モミジやカラマツが色づく頃は格別です。社殿の門をいくつも引き回されて少々飽きてきたお子さまも、滝までの散策には喜んで応えてくれるものです。ここではプライベートなお風呂が実用的な拠り所になります。杉木立から戻ってきて、小さなお子さまが疲れていても、男女別の大浴場の段取りに頭を悩ませることなく、家族そろって湯に浸かれます。正直に言えば、日光は週末はかなり混み合うことがあります。落ち着いて過ごすなら、平日着を検討するとよいでしょう。
草津 草庵 — 日本一の酸性泉、上質な静けさ
ひと目で分かる
草津は日本で最も名高い温泉地で、その湯は評判にたがわぬものです。源泉は強い酸性(有名な湯畑あたりでpH2.1前後)で、確かな抗菌作用が知られている一方、とても幼いお肌にはやや刺激が強いことも意味します。これがご家族にとっての正直な注意点です。ただし草津 草庵は、こぢんまりとした静かな宿で、入浴時間を自分たちで調節できるプライベートなお風呂を備えています。これなら長く大浴場に浸かるよりも、お子さまには扱いやすいでしょう。
湯畑は、源泉が木の樋を通って湧き上がる草津中心部の熱気あふれる場所で、実に見応えがあり、湯に入らないお子さまも含めて、どんな年齢の子も一見の価値があります。草庵の旅館らしい趣は、賑やかな中心部よりも落ち着いています。本物の草津の湯を楽しみつつ人混みを避けたい、というご夫婦やご家族に選ばれています。高級な価格帯ですので、お部屋の選択肢やプライベート風呂の広さを、ご予約前にしっかりとご確認ください。
由布院 亀の井別荘 — 九州の絵本のような温泉地、由緒ある高級宿
ひと目で分かる
由布院は鉢のような形の盆地に位置し、背後には由布岳がそびえています。どの露天風呂の写真も作り込んだように見えてしまう、そんな背景です。亀の井別荘は、現代の由布院の旅館文化を築いた草分けの一軒。1950年代に離れ形式の宿として開業し、いまの町を特徴づける、肩肘張らない芸術と自然の美意識を確立する一翼を担いました。敷地には小さな美術館やギャラリーがあり、母屋には何十年もかけて静かな趣が積み重ねられてきました。
ご家族にとっての魅力は、プライベートなお風呂付きの離れのお部屋です。お子さまは長い廊下を隔てることなく親と同じ棟で眠れますし、敷地は見守りに気をもまず歩き回れるほど広々としています。由布院の町自体も家族向けによく整っており、平坦で歩きやすく、カフェやクラフトショップも多く、お子さまも飽きません。高級宿ですが、プライベートなお風呂の体験は価格にふさわしいものです。大人数のご家族は、お部屋の構成をご予約の際にご確認ください。
城崎 西村屋本館 — 七つの外湯、ひとつの隠れ家
ひと目で分かる
城崎温泉は独特の仕組みで成り立っています。宿泊客は浴衣と下駄、そして町の七つの外湯の湯めぐりパスを受け取り、柳並木の続く川沿いの通りを、湯から湯へと歩いて巡るのです。大人にとっては、まさに魔法のような夜のひとときです。けれども小さなお子さま連れのご家族にとって、外湯巡りはもう少し複雑です。それぞれの外湯のルール、時間の調整、そして七つの異なる建物にわたる共用空間の雰囲気は、段取りの面でなかなか骨が折れます。
西村屋本館は、1868年から続く城崎で最も歴史ある代表的な宿です。客室露天風呂付きのお部屋は、ご家族に拠点としての選択肢を与えてくれます。お子さまが祖父母や年上のきょうだいと落ち着いているときに外湯を一つ二つ楽しみ、それ以外は客室のお風呂を使う、という具合に。城崎のメインの川沿い通りに位置するため、灯籠の明かり、浴衣姿の人々、下駄の音といった城崎の風情が、無理に参加せずとも身の回りに満ちています。この絶妙なバランスは、聞こえるよりずっと得がたいものです。
下呂 紗々羅 — 日本三名泉、家族向けミドルレンジ
ひと目で分かる
下呂温泉は、有馬・草津と並ぶ日本三名泉の一つで、海外からの観光客の数をはるかに上回る名声を持っています。その相対的な静けさは、ご家族にとっての利点です。通りは城崎より落ち着いており、雰囲気は土地に根ざして気取りがなく、湯(肌をなめらかにする効能で知られる炭酸水素塩泉)はお子さまにもやさしい泉質です。
紗々羅は、高級宿の価格に届かずにプライベートなお風呂を利用できる、下呂のミドルレンジの一軒です。町沿いには飛驒川が流れ、飛驒の山あいの集落へのアクセスもよいため、岐阜の田園地帯を日帰りで巡る拠点にも向いています。予算を抑えつつもプライベートな温泉を体験したいご家族にとって、下呂 紗々羅は、ありきたりなホテルにせず選ぶだけの理由になる宿の一つです。プライベートなお風呂の構成やお子さまの利用方針は直接ご確認ください。下呂の一部の宿では、夜の時間帯の貸切風呂を大人のみに限定している場合があります。
伊豆 アババリゾーツ — 半島のプライベート感、東京からのアクセス
ひと目で分かる
伊豆半島は、東京のご家族にとって最も近い温泉の逃避先です。新幹線で熱海まで2時間、そこから在来線で少し南へ下るだけ。伊豆 アババリゾーツは、伝統的な旅館というよりリゾート寄りのつくりで、それは実際のところ、家族連れの段取りに融通が利くということを意味します。お部屋の構成は大人数にも対応しやすく、人里離れた場所にある昔ながらの旅館ほど格式張らない雰囲気です。
伊豆のプライベートな露天風呂は、お部屋によって太平洋の海岸線、あるいは森に覆われた山の斜面を望みます。どちらも「リゾート温泉」という言葉から想像するよりずっと心惹かれるものです。旅館の作法に身構えることなくプライベートなお風呂を体験したい、旅館初心者のご家族にとって、伊豆アババは入りやすい入口です。裏を返せば、城崎や由布院よりも洋風寄りの体験だということ。それが長所か短所かは、昔ながらの旅館らしい所作をどれだけ味わいたいか、ご家族次第です。
ヒント
家族向けプライベート温泉の予約チェックリスト: (1) 「家族向けかどうか」だけでなく、お子さまの具体的な年齢でプライベートなお風呂に入れるかを確認しましょう。(2) 浴槽の定員を確認。客室のお風呂は2人用から4人用まで様々で、4人家族が最も小さなものには入りきらないこともあります。(3) プライベートなお風呂が宿泊料に含まれるのか、別途予約料が必要なのかを確認しましょう。(4) 客室のお風呂ではなく貸切風呂を希望するなら、ご予約の際にお好みの時間枠を押さえておきましょう。人気の枠(夕食前、就寝前)はすぐ埋まります。(5) タトゥーのある親御さんとの旅行ですか。ご予約の際にその旨を直接お伝えください。プライベートなお風呂はほぼ例外なく問題ありませんが、確認しておけば到着時のフロントでのやり取りを省けます。
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¥77,000〜 · 1名・1泊あたり2名で計 約¥154,000〜
予約リンク経由で手数料が発生する場合がありますが、追加費用はかかりません。




